ゆず・柚子の「かぐらの里」について

会社概要

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かぐらの里背景通販ゆず

林業に代わる産業を探して。

かつて、東米良地区はその多くを林業によって支えられてきました。しかし、1960(昭和35)年の木材の自由輸入化により、外国産の安価な木材に押され、林業は徐々に衰退を始めることとなります。
「このままだと村がなくなってしまうのではないか?」。集落が消滅※すれば、国指定重要無形民俗文化財の銀鏡神楽をはじめとする集落の伝統文化や歴史もまた消滅してしまいます。
行政だけに頼るわけにはいかない。危機を感じた先代たちは、生き残りの道を探し、もともと東米良に自生していた柚子に着目したのです。

果樹全滅を経験。苦境の乗り越えて。

昭和48(1973)年にゆず生産組合を設立、1300本の柚子の苗を植え付けることから始まりました。
凍霜被害による全滅、一ツ瀬ダム建設による気流の停滞など、さまざまな苦労や困難がありました。
そのたびに「集落存続のためには働く場所は絶対に必要である」と先代たちは歯を食いしばり、一大生産地となるべく100本、200本と柚子の木を増やし、栽培技術向上や研究に取り組みました。

一時産業から、二次三次へ。

過疎の問題を国や県に丸投げせず、独立独歩の村づくりを進めるため、地域資源である柚子や唐辛子などの農産物を活かした生産と加工・販売の一体化を行い、6次産業化(※2)をいち早く取り入れました。
雇用と所得を確保することで、若者や子どもが集落に定住できる社会の構築を目指したのです。

かぐらの里はゆずの村、そして自然の村。

1978(昭和53)年の「かぐら里食品(現 農業生産法人 株式会社かぐらの里)」設立以来、販路の拡大やより良い製品化に努め、特産品としてのブランドを確立しています。
今では、ゆず生産組合人数も50人ほどになり、柚子はこの地域の基幹作物として定着しました。
本格的な栽培を始めて40年近く。西都市東米良地区銀鏡は、いまや宮崎県随一の柚子の生産地となったのです。

九州全体の過疎地域にある中山間地や離島では、1985(昭和60)年以降、無人化した集落は43か所にも上っている。
将来的に消滅する可能性がある集落は209、うち70集落が10年以内に無人化する懸念があるとされる。
また、全市町村の約6割が、水源管理や冠婚葬祭などの地域共同体としての機能維持が難しくなる集落を抱えている。
(国土交通省九州地方整備局による調査 2008年)

九州全体の過疎地域にある中山間地や離島では、1985(昭和60)年以降、無人化した集落は43か所にも上っている。
将来的に消滅する可能性がある集落は209、うち70集落が10年以内に無人化する懸念があるとされる。
また、全市町村の約6割が、水源管理や冠婚葬祭などの地域共同体としての機能維持が難しくなる集落を抱えている。

代表取締役社長画像
 

平成28年度優良ふるさと食品中央コンクール
果新製品開発部門において農林水産省食料産業局長賞 受賞

新商品が賞を受賞するなど、挑戦をし続けています。

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